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パロマ社製ガス湯沸器事故に関する 2014年2月24日 (消費者担当大臣、消費者庁長官、消費者安全調査委員会委員長 に提出)
パロマ社製ガス湯沸器事故に関する評価書に対する意見 2005年11月に発生したパロマ社製ガス湯沸器の欠陥による死傷事故について、2012年11月に遺族が調査の申し出を行ったことに対し、2014年1月24日に消費者安全調査委員会から評価意見が公表されました。 全国消費者団体連絡会とPLオンブズ会議は、消費者のための事故調査機関の創設を求めて運動してきたものとして、消費者安全調査委員会の発足以来、その運用状況を見ながら、意見を申し上げてきました。(添付資料1) このたび、同委員会として初めての評価最終意見が出されたことを受けて、全国消費者団体連絡会とPLオンブズ会議の連名にて意見を申し上げます。 1.評価意見は、事故の経過やその後の法制度の改善を整理し、裁判所の判決での指摘を越えた広い視点から事故原因を解析している点で評価できます。同時に、改めてパロマ社の当事者意識の希薄さと人命軽視の姿勢が対応を誤らせた様子が浮き彫りにされました。 2.消費者安全調査委員会が発すべきメッセージが弱く、国民の期待に応えたものとはなっていません。消費者安全調査委員会は、リコール製品の回収が進まない原因を洗い出し、関係方面に取るべき対策を提言すべきでした。 3.今後の消費者安全調査委員会の評価意見においては、関係方面に対して事故の再発防止に資する明確なメッセージを発し、国民の期待に応える提言を行うことを期待します。 以上 (資料1) 消費者安全調査委員会への全国消団連とPLオンブズ会議からの意見書 (資料2) PLオンブズ会議の2013年7月1日提言 |