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第28回COPOLCOクアラルンプール総会・関連会議参加報告 第28回ISO COPOLCO(国際標準化機構 消費者政策委員会※)総会が、2006年5月25〜26日、マレーシアのクアラルンプールで、世界29カ国、4国際機関から約100名が参加して開催されました。 今回の総会には、日本からは松本恒雄(一橋大学大学院教授)を団長に、経済産業省、研究機関、各種機関・団体から10名が参加。消費者代表は日本消費生活アドバイザーコンサルタント協会の秋庭悦子さんと日本生協連国際部の中村良光の2名でした。 COPOLCOは、国内・国際標準化における消費者政策を検討することを目的として1978年にISO理事会の下に設置された委員会です。 また、総会に先立って、ワーキンググループ(WG)など関連会議、製品安全WG会議、グローバル市場における消費者保護WG会議、消費者の視点による優先課題−優先課題WG会議、アジア消費者標準化参画ネットワーク(ANCO)会議、CI(国際消費者機構)アジア会議などが開催されました。 今回は総会の概要を報告します。 <総会の概要>
◇場所:イスターナホテル(クアラルンプール) ◇議長:Ms. Jai Ok Kim(韓国) ◇出席者:29カ国、4国際機関から101名(登録ベース) ○加盟国:日本・フランス・アメリカなど29カ国 ○国際機関:欧州標準化消費者代表協会(ANEC)など4機関 ◇日本からの出席者:(総会の代表・敬称略)
◇総会の内容: Alan Bryden ISO事務総長とMs. Jai Ok Kim COPOLCO議長、主催国マレーシアの代表らの開会挨拶に続いて、議題を採択し、ISO事務総長が「製品およびサービスの取引のグローバル化が進行する中、消費者のニーズを反映した規格開発をめざしてISOとCOPOLCOの取り組みが広がっている」と現状とISOにおける(特に途上国の)消費者参加の促進などについて報告しました。続いて、議長と事務局から2005年の活動と2006年の活動について報告されました。その後、消費者参加ワーキンググループ(以下WGと略します)から「現在の案を2007年の総会までに最終報告としてまとめる」と報告されました。さらに、グローバル市場における消費者保護WG報告、消費者の観点からの優先課題についてのWG報告、ISO/IECガイドに関するアドホックグループ報告、製品安全WG報告、サービスの標準化WG報告、SO/IECガイド37(消費生活用製品の取扱説明書に関する指針)の見直しについてのWG報告、ワークショップ(5月24日ISO COPOLCOワークショップISOとIECにおけるCOPOLCO以外の消費者関連事項)についての報告、ISOとIEC以外の関係機関における消費者関連事項報告、地域開発とイニシアチブに関する報告、COPOLCOの2007年活動計画について、などが次々に報告されました。 最後に、次回の第28回COPOLCO総会をブラジルで開催することを確認し、総会を終了しました。 全国消団連と日本規格協会がISO/COPOLCO総会報告会を開催します なお全国消団連では来る6月15日(木)にこのISO/COPOLCO総会に参加した松本恒雄・一橋大学大学院教授(団長)、経済産業省の相澤幸一さん、日本消費生活アドバイザーコンサルタント協会秋庭悦子さん、日本生協連の中村良光・国際担当による報告会を開催します。このテーマに関心のある方はご参加ください。 ☆報告会案内はこちら
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