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子ども分科会報告(要旨) 子どもを取り巻く環境について考えよう!〜聞こえますか。子ども達のさけびが〜 参加団体32団体 参加者60名(実行委員 9名含む) 午前中は上智大学新聞学科 音好宏助教授より子どもたちを取り巻く環境とメディアについて基調講演が行われた。情報リテラシーは提供される情報を主体的、批判的に読み解く能力とされる。そこでまずアメリカのビデオをみて情報リテラシーを考える事とはどのようなことなのか、与えられる情報を一概に拒否、批判するのでなく、与えられた情報を受け入れた上で選択する力が必要になることを体験的に学んだ。今後は例えば家庭でテレビなどを見るだけでなく、それについて家族で対話する場を設け、家族間での違いを認めながら、「頭をきたえる」能力を養うなど、日常的な「気づき」を大人も一緒に考える必要があること等が講演された。 その後の質疑・意見では、「各自の子育て経験などを通し、今後はもう一歩先を目指し、違いを認める文化を創る運動を展開していくことが必要なのではないかという」と意見がありました。音さんから、CMの影響、実際にカナダの学校で行われているメディアリテラシー教育模様などビデオを交えた紹介などがされた。 午後は、新日本婦人の会東京本部によるアンケート集計結果の報告、子どもへの影響などテレビだけでなく総合的に考える必要がある事など最近の動きについても報告がありました。 その後参加者からメディアと子どもを取り巻く環境と大人と地域の責任、かかわり等について議論された。 次に、コープかながわ(神奈川県消費者団体連絡会)、北九州消費者団体連絡会、日本母親大会連絡会から活動報告があり、子育てと地域のネットワークを育て、各機関の時間・お金、人のつながりをお互いに助け合う姿勢が必要であることが報告されました。また、地域だけでなく社会全体の中で、お互いの力を出し合い、助け合えるネットワークの重要性が指摘されました。会場から、実体験の相談もあり、参加者全員で問題を共有化しました。 報告への質問後、各自の子育て経験などを通し、今後はもう一歩先を目指し、違いを認める文化を創る運動を展開していくことが必要なのではないかという意見等が出されました。 今回の分科会には、二桁の数の女子大生が参加するという特徴的なことがありました。
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