日清食品ホールディングス新研究所
“the WAVE”見学会
日 時 : 2015年6月12日(金) 9:30〜14:00
場 所 : 八王子 日清食品ホールディングス新研究所 “the WAVE”
挨 拶 : 安藤 宏基氏 代表取締役社長
説 明 : 田中 充氏 グローバルイノベーション研究センター所長
山田 敏広 グローバル食品安全研究所 所長
参加者 : 22名
日清食品ホールディングス株式会社は、商品開発と安全研究の機能を統合した研究施設“the WAVE”を今年3月5日、東京都八王子市に開設しました。世界でインスタントラーメンの消費量が1000億食を超え、ますます需要が高まるとみられる中、グローバル展開を加速させる一方、国内においては少子高齢化や消費者ニーズの多様化に対応して、市場の掘り下げによる新たな需要創出を進めようとしています。八王子駅から車で30分の自然に囲まれた静かなところに建つ、「麺と切刃」をイメージした斬新なデザインの建物はインスタントラーメンへの思いと先進的な環境システムを導入しています。
最初に、安藤社長から、日清食品の歴史と歩み、商品開発にかける情熱と食の安全への取り組み、今後、健康と栄養にも力を入れていきたいという挨拶がありました。
続いて田中所長と山田所長からこの研究施設“the WAVE”が「グローバルイノベーション研究センター」「グローバル食品安全研究所」からなり、技術・開発・研究の拠点として、高度の分析技術と世界屈指の食品安全管理体制を有し、麺だけでなく菓子や飲料の開発も行っていること。残留農薬検査や危害物質の分析など高度な分析能力を持っていることなど説明を受け、その最先端の研究施設を見学をさせていただきました。
また、お昼には、カップ麺だけでなく、チルド麺、冷凍麺、ライス、乳酸菌飲料、菓子など様々な商品の試食を行いました。
その後の質疑では、海外からの原材料の品質管理や安全性の確保について、原料原産地や製造所の表示について、異物混入対策の取り組みについてなど出され、海外から原料を輸入しているが安全性は確保されていること、包材にすべてを表示することはできないがホームページ等で知らせいることなど答えていただきました。さらに健康志向に伴いカップ麺業界も一体となって減塩を進めていくために、消費者団体とも連携して取り組んでいきたいなど活発な意見交換が行われました。
感想
- 社長さん自らとても丁寧に詳しくお話して下さいました。質問に答えてくださる様子からも風通しのよい企業だと感じました。
- 日清食品の健康面も含めた味の工夫や食の安全の取り組みを知ることができました。
- フードディフェンスへの対応もされており今後も安心して購入できます。
- 今後はあまり価格問題にシフトすることなく、日本の農業への配慮、健全で健康な食生活への寄与などに配慮した商品開発に向かわれるといいと思います。
- 日清食品グループの品質管理、食品安全管理の実態が理解できました。大企業らしいしっかりした体制ができていると感心。食材の問題等について、企業のトップから説明を受け、質疑応答ができ、よかった。
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