学習会開催報告
くらしの視点からエネルギーミックスを考える
〜「意見箱」への意見提出へ向けて〜
日 時 2015年3月10日(火) 18:00〜19:30
会 場 主婦会館プラザエフ 5階第1会議室
講 師 二村 睦子 さん
(日本生活協同組合連合会 組織推進本部 環境事業推進部長)
参加者 13名
開催趣旨
2014年4月に閣議決定された第4次エネルギー基本計画に基づき、「現実的かつバランスの取れたエネルギー需給構造の将来像について」総合資源エネルギー調査会基本政策分科会長期エネルギー需給見通し小委員会でこの1月から検討が始まっています。あわせて「できる限り幅広い国民からの意見を募集するべく」意見箱が設置されています。
今回の長期エネルギー需給見通しの議論では、東日本大震災後の省エネ・再エネの進展を加味しつつ、単なる「将来の予測」ではない「目指すべき姿」を国の意思として示せるかどうかが問われます。国民の意見の受け皿が用意されたからには、ここに多数の意見を出し、国民の関心の高さを示していく必要があります。
そこで、この問題についてについて理解を深め、意見を提出するときの論点整理を行うために学習会を開催いたしました。
内容
二村さんからは、エネルギー問題をめぐる情勢として、総エネルギー消費は震災前(具体的には2008年ころから)からすでに減少傾向にあり、エネルギー消費を減らしても産業振興の妨げにはならないこと、日本の建物(特に住宅)には今以上の省エネルギーの可能性があること、などの説明がありました(①)。
この問題と消費者(団体)とのかかわりでは、エネルギーや電力は毎日の生活で使うもので、購入するときにその素性と行く末を知ることは消費者にとってもっと関心を持ってもいい等のお話がありました。
続いて議論のポイントで、様々なエネルギーに関する疑問に答える形で説明があり、意見提出のポイントが以下の3点提示されました(②)。
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① |
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② |
質疑応答では、消費者がより関心を持っていることをどうアピールするかかについても話題に挙がり、
- 環境・エネルギーに関するアンケートの実施と公表する
- 意見書を提出したらプレスリリースをする
- 全国消団連に意見書提出の情報をあつめ、国内の大きな流れであることをアピールする
といった意見が出されました。
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