学習会開催報告
「ガスシステム改革意見交換会」
日時:2014年9月2日(火) 18:30〜20:00
会場:主婦会館プラザエフ5階会議室
講師:横島 直彦さん
経済産業省資源エネルギー庁電気・ガス事業部
参加者:12名
【開催趣旨】
昨年11月から政府の小委員会においてガスシステム改革についての議論が進められています。これについて全国消団連は6月に学習会を開催し、意見書を提出しています。今回小委員会の議論の整理が行われたのを受けて、意見交換会を開催しました。
【内容】
横島課長は7月にこれまでの審議の整理がなされた後も、消費者のみならず地方の事業者にもヒヤリングを重ねてこられました。「現在でも自由料金のLPガスや、オール電化(住宅)との競争にさらされており、(地域独占で)守られている感覚はない」というガス業界の声もご紹介いただきながら、審議の整理の内容についてお話しいただきました。
「小売り事業」「導管事業」「LNG基地」「簡易ガス事業」などそれぞれに係る措置の概要についてお話しいただきました。しかし導管事業の保安や、利用者保護、導管網などの供給インフラの整備促進、導管部門の中立性確保などは今後検討すべき論点として残されています。
意見交換では、料金規制のないLPガスを例にとり「自由化によって価格上昇を抑えることが本当にできるのか」といった疑問について海外の事例を参考にしての見解などをお答えいただきました。
【アンケートより】
- わかりやすく課題・現状がまとめられていたが、電力同様、自由化が消費者利益に本当につながるのか。“やってみなくてはわからない”という一言も少し不安を残している。
- 大変わかりやすいお話で自由化の姿が見えてきました。
- 今でも大口と小口(一般)の原料値下げの影響は差が出ているようですが、自由化でさらに不公平感が出る心配はないですか?
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