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「東京電力の電気料金値上げに抗議する緊急集会」報告

日時:7月4日(水) 18:30〜20:30

会場:主婦会館 地下2階

主催:東京電力の電気料金値上げに講義する緊急集会実行委員会

【実行委員会団体(14団体)】
主婦連合会、愛知県消費者団体連絡会、日本婦人団体連合会、日本生活協同組合連合会、埼玉県消費者団体連絡会、東京消費者団体連絡センター、消費者団体千葉県連絡会、全国地域婦人団体連絡協議会、NPO法人日本消費者連盟、新日本婦人の会、山梨県消費者団体連絡協議会、NPO法人東京都地域婦人団体連盟、神奈川県消費者団体連絡会、全国消費者団体連絡会

参加人数:103名

司会:コーディネーター 阿南久(全国消団連)

内容:

 実行委員長の主婦連合会山根会長より、東京電力からは今までいろいろと説明を聞いてきたが、納得できるものではない。複雑な仕組み、根拠のなさ、反省のなさは許されない。消費者の知る権利に答えるべき、消費者の声をしっかりと受け止めてほしい、と挨拶がありました。

 続いて、全国消団連阿南事務局長より、電気料金値上げに関して、この間の学習会等の取り組み報告をしました。緊急集会の進め方については、今まで開催してきた学習会から出た疑問も明らかにしながら、消費者庁「チェックポイント」への回答を中心にディスカッションをしていく、としました。

 東京電力より、人件費、減価償却費、燃料費・購入電力料等について従来どおりの説明があり、それについて登壇者からは、債務超過で破綻状態、破綻企業としての自覚を持ち役員の報酬などは返すべき。また、再生可能エネルギーを拡大し、多くの電力から選択できるように、等の意見が出されました。経済産業省 蓮井企画官からは、選択肢がないとの声を受け、制度の見直しを進めている、自由化に向けて総括原価方式の廃止を議論する、と発言がありました。


実行委員の中岩春子さん

 また、実行委員会参加団体からの、原発再稼動を前提とした値上げに反対、人件費についてはきわめて不透明、減価償却費に原発事故関連費用は入れるべきではない。福島の事故の把握を終わらずに対策はできない。なぜ中途半端な形で稼動できるのか。福島の被災者は今でも苦難を強いられている、2度と起こしてはいけない、等の発言について、東京電力からは、発言を真摯に受け止めたい。柏崎については来年4基、再来年2基を再稼動ありきではなく、安全かどうかの検査を受け判断していく。経済産業省からも、厳しい意見を受け止めていきたい。と発言がありました。消費者委員会山口委員からは、東京電力は新生出直しになるのではないか、この問題はこれで終わりではない。また、消費者庁からは、チェックポイント41項目をベースに見ていく。評価し理解できるまで見直してもらう。との意見が出されました。

 閉会挨拶では、実行委員の中岩春子さん(日本婦人団体連合会)が、決議文「私たちは納得のできない電気料金値上げを許しません!!」(案)を読み上げ、採択されました。

決議文 「私たちは納得のできない電気料金値上げを許しません!!」 【PDF 115KB】

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