[このページについてのご意見、お問い合わせなどはメールにて webmaster@shodanren.gr.jp までお送りください。]

全国消団連・トップページへ戻る




第2回北東アジア消費者団体交流会開催報告(速報)
〜9月2〜3日、6カ国84名が参加〜
 

 全国消団連(事務所:千代田区)と国際消費者機構アジア太平洋地域事務局(略称:CICIROAP)は、2005年9月2〜3日、東京・四ッ谷のプラザエフ(主婦会館、) において、第2回北東アジア消費者団体交流会を共同で開催しました。海外からは、中国・韓国・マレーシア・台湾・香港・モンゴルから16名が参加しました。国内からは15の消費者団体・生協、行政(内閣府・総務省)、研究者、報道、などから67名が参加しました。

 今回の交流会は、ホスト国として神田敏子全国消団連事務局長と堀田繁内閣府審議官、Kim Jaiok CICIROAPCK会長の挨拶の後、基調講演「アジアの消費者問題と消費者団体の活動」「日本の消費者政策の動向」で認識の共有化をはかりました。また、WTO閣僚会議に向けた課題が特別報告されました。参加者は、各国共通の問題と課題として、食の安全に関する課題(BSE、農薬残留、添加物、ライフスタイル変化による健康問題(肥満、栄養不足)、健康食品とサプリメント(表示、過剰広告)、電子商取引、環境問題などが活動課題を学び合うことができました。

 最後にホスト側のR Kanniah・CIROAP事務局長代理と神田消団連事務局長が「今回の交流会で明確になった具体的な課題を、各国で積極的に取り組み、次回の交流会に成果を持ち寄りましょう」と挨拶し2日間の日程を終了しました。

※全国消団連発行「消費者ネットワーク10月1日号」に詳細報告を掲載します
 

<交流会の概要>

◇主催:全国消団連と国際消費者機構アジア太平洋地域事務局

◇開催日:2005年9月2日(金)〜3日(土)

◇プログラム: 《基調講演・特別報告・各国からの報告・意見交流・レセプション》

基調講演「アジア地域における消費者問題と消費者団体の活動」

ソチ・ラチャガン(前CIROAP事務局長)

第1セッション:各国CI会員からの報告(韓国・モンゴル・中国・香港・台湾・日本)

基調講演:「日本における消費者保護の動向」 松本恒雄 一橋大学大学院教授

第2セッション:「食品の安全と栄養の問題に関するワークショップ」

 テーマ1「東アジアの消費者団体が直面している食品の安全と栄養の課題について」

「日本における食品安全政策の動向について」 池山恭子・東京消費者連絡センター

 テーマ2.「食品の安全と栄養の課題に関する消費者団体の役割について」

「栄養摂取をめぐる問題意識と消費者団体の取り組み」蓮尾隆子・家庭栄養研副会長

第3セッション「香港WTO閣僚会議に向けた、CIからの特別報告」

報告:CIアジア太平洋地域事務局 日本消費者連盟

意見交流・レセプション

第4セッション「消費者保護問題に関するワークショップ」

 テーマ1.「電子商取引」「日本でのインターネット通信販売トラブル」

報告 唯根妙子 NACS相談室長

 テーマ2.「持続可能な消費」(環境問題) 報告:辰巳菊子 NACS環境委員会委員長

《まとめと閉会の挨拶》

 R Kanniah・CIROAP事務局長代理・神田全国消団連事務局長
 

<問合せ先>

全国消団連(担当:山崎) 電話:03-5216-6024