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開催報告
「新しい洗濯絵表示」普及啓発についての意見交換会

日  時   2015年1月20日(火) 18:00〜19:30

会  場   主婦会館プラザエフ 5階会議室

講  師   工藤 千草 氏
日本消費生活アドバイザー・コンサルタント・相談員協会
(NACS)東日本支部衣生活研究会代表

藤田 正樹 氏
消費者庁表示対策課家庭用品品質表示法担当課長補佐

参加者   23名

 平成26年10月、繊維製品の洗濯等の取扱方法に関する洗濯表示記号、表示方法及び試験方法について、国際規格に整合させる形でJISが改定されました。この改定によって洗濯表示記号の種類が22種類から41種類に増え、繊維製品の洗濯の取扱いに関するきめ細かな情報提供が可能となります。また、洗濯表示記号が国内外で統一されることによって、利便性向上が期待されます。

 一方、長年慣れ親しんできた身近な表示が大幅に変わることから、私たちを含めた消費者への周知徹底が大きな課題となります。どのような方法が有効であるのか、様々な視点でアイディアを出し合うう意見交換会を開催しました。

 まずは、工藤さんから、NACSで作成をすすめている学習ツール案(パンフレット、リーフレット、パワーポイント&シナリオ)を使って新しい洗濯絵表示について学習しました。新しい記号の覚え方のコツが添えられるなど大変わかりやすく工夫されていました。

 続いて藤田さんに、この意見交換会の前日に始まったパブリックコメントの募集(1/19〜2/18)についてご説明いただき、今後のおおよそのスケジュールを確認した後、意見交換となりました。

 意見交換では、啓発の進め方については「新表示もこれまで同様家庭科での学習を進めるべき」「きめ細かな啓発活動のために講師養成をするべき」などの意見がありました。

 その一方、「新しい記号のどこで理解がつまずくのか」など絵表示そのものについての意見や、「そもそもパンフレットに載せる予定の言葉の意味を大多数の人が理解しているのか」といった不安も挙がりました。

 そのほか、「今後はこの絵表示と洗濯機やアイロンなどの表示との整合性がとられ利用者が混乱しないようにしてほしい」「店頭で疑問に答えられるよう販売員の養成もしてほしい」との要望もありました。

参加者アンケートより

  • 付記用語の表現方法については、繊維メーカー、業界団体でガイドラインとしてある程度統一されることを希望します。
  • 売られる期間は数年でも着るのは10年以上のものもありますので、逆に古いものを見て(見つけて)も解るよう、旧の説明も表示しておいてほしいです。