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くらしの視点から消費者契約法の課題を考える
〜法改正の検討に向けて〜 学習会を開催しました。

 2013年7月10日(水)18:00〜20:00 主婦会館プラザエフ5階会議室にて開催

 消費者契約法は消費者と事業者の情報力・交渉力の格差を前提とし、消費者の利益擁護を図ることを目的として、2001年4月に施行されました。

 しかし、高齢化、ネット環境の進歩など社会状況が大きく変化する中で、10年以上経過しており、現在は消費者委員会の「消費者契約法に関する調査作業チーム」において論点整理等が進められております。

 全国消費者団体連絡会では、消費者委員会主催のシンポジウム(7月3日新着情報参照)に先立ち、消費者契約法の基本的な内容から課題までの理解を深めることを目標に学習会を開催しました。参加者は42名でした。

 消費者委員会委員長で消費者契約法に関する調査作業チーム長でもある河上正二先生に消費者契約法の概要、消費者契約法に関する相談事例、消費者契約法(実体法部分)の見直しに関する諸課題についてお話しいただき、会場からの質疑応答を行い、2時間の学習会を終了しました。

 河上先生には消費者契約法に関するこれまでの経緯から始まり、(民法の特別法としての)消費者契約法と民法との関係、消費者契約法の課題などをお話いただきました。専門用語の多い難しい内容をイラスト入りの資料を用い、具体的な事例とその事例が消費者契約法のどの条文とかかわるのか、などを丁寧にご説明いただきました。

 質疑応答では、日頃さまざまな立場で消費者問題と関わっている出席者から、自身の経験から感じる課題や疑問点についての質問が出され、先生のお考えをお聞きすることができました。