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3月15日は、「世界消費者権利の日」(WCRD)です

 全国消費者団体連絡会

○世界消費者権利の日の制定は・・・・・・

 1962年3月15日、ジョンFケネディ大統領は、米国議会において正式に消費者権利の問題について演説しました。彼は、米国議会での教書演説において「消費者の権利」を表明した初の世界的リーダーでした。その演説日を記念して、国際消費者機構(Consumers International、以下CI)は、消費者権利への世界的な認識を高めるために、毎年3月15日を「世界消費者権利の日」と定め、各国の消費者団体に行動を呼びかけています。

○2013年「世界消費者権利の日(WCRD)」のテーマは、「今こそ消費者が公正に扱われる世の中に!」・・・・・・

 今回のテーマは、来年、国連の消費者保護ガイドライン(UNGCP)が改定されることを考慮して、決定されました。
 1985年に承認され、1999年に最新版に改定された「国連消費者保護ガイドライン」は、消費者権利運動のための国際的な基準ですが、技術の進歩と商習慣の変化が、UNGCPが起草された時点での内容に適合しないような新たな課題、例えば、インターネット関連の課題などが生じており、今日的な課題にしきれていないのが現状です。そこで、新たな分野を書き加えてUNGC Pを時流に合った最新とするために、CIは消費者からの提案を行うという立場で、国連のメンバーとともに作業を進めていきます。そして各国の会員団体にも検討への参加を呼びかけています。UNGCPの改訂作業は、2014年7月を目途に進められます。

 CI事務局長のヘレン・マッカラム氏からも次のメッセージが寄せられています。

「消費者保護が適切に行われるということは、法律が整備され、社会正義の基盤が整うことで、公正な社会を創りだし、さらに多くの人命を救うことにつながります。
今回の国連のガイドラインの改定は、私たち消費者にとって、世界中の消費者保護の基準を引き上げるために10年以上待った初めての機会です。すべてのCI会員組織や支持団体の皆さんが、かつてないほど大きな意味を持つ「世界消費者権利の日」を迎えるために、足並みをそろえようと心待ちにしていることを、確信しています。」

 CIは3月15日を地球規模で消費者行動を起こす日にしましょうと呼びかけています。英語版ではありますが、以下のサイトにアクセスして、各国の取り組みを触れてみてはいかかでしょうか。

 このような提起に応え、次の消費者団体がアピールを発表したり、企画を開催するなどしています。

特定非営利活動法人 NCOS
NCOS マラソンセミナーの一環で次の学習会を開催します。

テーマ:「子どもの製品事故の予防〜子どもの人権の立場から見て」(仮題)

2013年3月15日(金)18:30〜20:00
詳しくは次のアドレスでご確認ください。http://www.ncos.gr.jp/

  神奈川県消費者団体連絡会によるアピール(WORD版 69KB)