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全国消団連主催「BSE関連問題に関するリスク管理機関との意見交換会」報告
 

 7月31日(火)主婦会館5階会議室において、厚生労働省と農林水産省から担当官をお招きしてBSE関連問題について意見交換会を行いました。

 この問題に関するリスク管理機関の専門的な立場として、厚生労働省医薬食品局食品安全部監視安全課輸入食品安全対策室長の道野英司さんと、農林水産省消費・安全局動物衛生課長姫田尚さんが状況説明を行い会員団体からの質問、意見に対応されました。

 まず、道野さんからこの1年間で行われてきた、対日輸出施設の現地査察結果の報告とまたその間のアメリカと日本のとった措置、又今後の措置が説明されました。

 姫田さんからはBSEに係るOIEコード及び牛肉の輸出入の主な条件について説明されました。

 意見交換では、アメリカ産牛肉の対日輸出に関する質問と状況説明、OIEに関する質問と説明、今後のアメリカ産牛肉の輸入条件緩和に対する消費者側からの意見、今後のリスクコミュニケーションの在り方等の問題についてやり取りされました。行政の行うリスクコミュニケーションには参加者が多く質問は1回2分が限界ですが、今回は小規模でじっくりと意見交換を行いました。

 参加者からのアンケートでは「米国の月齢制限は20ヶ月から譲らないで欲しい」「消費者の安全を優先して米国の圧力に屈せずがんばって欲しい」「食品安全基本法の基本理念に立ち返って進めていただきたい」「情報提供は丁寧におこなってください」「わかりやすい言葉で情報提供してほしい」等リスク管理機関に伝えたい事として出されました。

熱心に意見交換する参加者