１２月７〜９日に開催されたAP/COPOLCOワークショップ出席のため、国際標準化機構（ＩＳＯ）のＣＯＰＯＬＣＯ（消費者政策委員会）議長であるキャロライン・ワーンさんが来日されました。来日にあたり、全国消団連では、ワーンさんをお招きし「最近のＩＳＯ規格策定の動向と消費者参加の役割」をテーマに、ここ数年ＩＳＯにおいて進められている「サービス」や「社会的責任」「消費者参加」など、消費者のくらしに直結する規格ガイドの作成動向や、その意思決定の場への消費者参加の状況、消費者の果たすべき役割などについて講演をいただきました。

　ワーンさんは講演のところどころで参加への質問も投げかけ、参加者とコミュニケーションをとりながら講演されました。日本の消費者団体の規格への関与の状況、障害になっていることに関して、ご自身のイギリスでの経験も交えながらお話いただきました。

　今回のワーンさんの講演会で、ＩＳＯ/ＣＯＰＯＬＯＣＯの役割と規格への消費者参加の意味など包括的にお話をうかがうことができ、大変有意義な学習会でした。